皆さんこんにちは、いちごです🍓。
保育士試験の筆記は、全部で9科目あります。9科目と聞くと、多いなぁ〜と感じるかもしれませんが、もし不合格の科目があっても、合格した科目については3年間は免除になります。(新型コロナウイルス感染症の影響により、令和3年と4年の科目免除については特例があります)
そのため、最長で3年間かけて前期後期ともに受けるとすれば、6回受験のチャンスがあるわけです。
一度に9科目勉強するのは大変だから、少しずつ合格を目指していこうかな?と思っている方もいると思いますが、私は絶対に一度で合格することを目指すべきだと考えます。
その理由を4つ、紹介します。
(ただし、一度で合格を目指したけれども結果不合格科目が出ることは仕方がないので、複数回受験を否定するものではありません。私も2回受験しています。)
受験科目の学習範囲が重なっている

まず一つ目の理由は、受験科目の学習範囲がそれぞれ独立しているわけではなく、重なっているということです。
例えば、『保育の心理学』の科目では、出題上の留意事項として
保育原理、子ども家庭福祉及び子どもの保健の出題と十分関連をとって出題する。
平成15年12月1日雇児発第1201002号厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知「保育士試験出題範囲」より引用
とあります。
簡単に言えば、保育の心理学の範囲は保育原理とか子どもの保健と関係あるから似たような問題が出ることがあるよ!ということだと、私は解釈しています。
つまり、9科目あるからといって、1科目の9倍試験範囲があるわけでは無い、ということです。他の科目のことを学習していたら、いつのまにか別の科目の点数も取れるようになっていた、ということもあります。
関係性のある科目を一つ落としてしまうと、その一つのために時間と手間をとられてしまうため、学習効率が落ちてしまう原因にもなります。
実際に私が受験した時も、保育原理の過去問をやっていた時に見た人名問題が、他の科目に出ていたこともありました。
また、保育所保育指針に関わる問題は、広くいろいろな科目に出てきますし、再度学習するとなると、かなりの負担感になると思います。
モチベーションの維持が難しい

2つ目の理由は、モチベーションを保つのが難しいということです。
2回目以降の受験の場合、1度学習したものを再度やり直しとなります。
2回目くらいならまだいいのですが、3回目となると、もはや分かりきった問題をひたすら解く感覚になると思います。
しかし、きちんと理解できていないからこそ不合格になっている科目を何回も学習するのは効率も悪いし、なにしろやる気が出ないのではないでしょうか。
保育士試験を受ける方の中には、子育て中の方も多いと思いますが、貴重な時間を捻り出して学習に充てているでしょうし、その時間をもっと別のことに使いたくなる気がします。
科目の難易度に年度によって波がある

3つ目の理由は、受験する回によって科目ごとの難易度に波があるためです。
簿記試験等でも、年度によってやや難しい、やや易しいなどありますよね。
常に全く同じレベルの問題を作るのは、かなり難しいものと思われるため、ある程度難易度が変わってしまうのは仕方がないことです。
仮に、3科目ずつ狙い撃ちで3回に分けて合格する計画を立てたとします。
すると、力を入れて学習した科目が難しく、手をつけていない科目が易しかった、なんてことにもなりかねません。(逆のパターンもあるかもしれませんが)
さらに、保育士試験は6割正解で合格になるため、自信がなくてもなんとなく解けた!的なことが起きてもおかしくないので、できるだけ全ての科目を満遍なく学習するべきだと考えます。
受験料が毎回かかってしまう

4つ目の理由は、毎回受験票を支払わなければならない、ということです。
個人的にはこれが一番のネックでした。
12,950円の受験料は、初めて受ける人でも、残り1科目の人でも、同じく12,950円です。
たった1科目のために同じ受験料を払うのって、なんだかもったいない気がしませんか?
この受験料があればおいしいご飯が食べられたのに…欲しかったものが買えたのに…なんて考えてしまいます。
もし6回フルに使って合格するプランの方がいるとすれば、それだけで12,950円×6回で77,700円かかることになります。
一発で合格した場合と比べると、約65,000円も多くかかってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、保育士試験で一発合格を狙うべき4つの理由をご紹介しました。
試験範囲は広く、出題される問題は細かく、そしてややこしいのが保育士試験ですので、狙ったからといって合格できるものでもありません。
しかし、一部合格すれば3年免除になるという部分に甘えすぎずに、出来るだけ一発合格を目指していきましょう!
みなさんの健闘を祈ります🍓!
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